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■草木染めの糸編みアクセサリー
(文・立田栞那/スロウ80号掲載)
橋本光恵さんが作るアクセサリーの材料は、植物を使って染めた糸。庭に咲いたマリーゴールドの花は柔らかな黄色に、自ら育てた藍の葉は鮮やかな水色に。植物が生み出す色の、なんと豊かなことでしょう。
橋本さんがアクセサリーづくりを始めたのは、今から5年ほど前のこと。下川町のイベント・森ジャムへの参加がきっかけでした。「友人の手伝いで参加したときに、お客さんの喜ぶ顔が見えるのがうれしくて。出展する側になりたくて、自分の作品を作るようになりました」。作品づくりを始めた頃は市販の糸を使っていましたが、友人の誘いで参加した草木染め体験で、「植物からこんなにきれいな色が出るなんて!」とその面白さに開眼。自分で草木染めした糸を使うように。それ以降、自宅の庭や畑で育てたものや知人から分けてもらったものなど、さまざまな素材を試しながら、色づくりを楽しんできました。
「たとえば藍の生葉染めをするとき、染液自体は緑色なのに、染めていく過程で鮮やかな青色に変わる瞬間があって、それが本当に不思議。干すときの天気が晴れだと鮮やかなブルーになるし、曇りだとちょっぴりくすんだ色味になる。媒染の仕方や植物を採る時期によっても色の出方が変わったりして、そういう細かな変化の一つひとつがとにかく面白くって。あの植物を使ったらどんな色が出るんだろうって、興味が尽きません」。
写真上/草木染めに使っている材料の一部。植物だけではなく、コガネヤマドリなどキノコまで染めの材料になるというから驚きです。
草木染めに夢中になるうちに、作品のモチーフも自然と植物にまつわるものになっていったという橋本さん。「自然のもので染めるなら、自然を連想させる形のほうがしっくりくる気がしていて。森に囲まれたまちで暮らしていて、生活の中にモチーフのヒントもたくさんあるし。植物ってよく見ると規則性のある形をしていて、かぎ針編みで再現しやすいんですよ」。
写真上/「はな」着用シーン
今回紹介する「ヤドリギ」や「葉だらけ」などはボリュームのあるデザインですが、形や色味が自然に近いものだからか、身に着けるとナチュラルな印象に。素材は糸なので、着け心地が軽く長時間着けていても疲れにくいのがうれしいポイント。「はな」や「しずく」は鮮やかな色合いで、装いにアクセントを添えてくれます。
「染めるのも編むのも、どっちも楽しい!」と笑顔で話してくれる橋本さん。身近な植物のエッセンスと、作り手の明るいパワーが編み込まれたアクセサリーで、耳元に優しい彩りを。夏の装いにもぴったりです。
■商品紹介 はな
茜の根を使った染料で染めた色を使用。明るいピンク色と丸いモチーフで、耳元にぱっと花が咲いたよう。
写真上/すべて台紙に留めてお届けします。
■作り手 mittsu 橋本光恵さん(下川町)
自身の愛称にちなんでつけたmittsuという屋号で、下川町内のイベントを中心に出展しています。
■商品詳細
商品サイズ: 直径約1.3cm
商品素材:
糸/コットン100%
天然石/淡水パール
スタッドピアス/チタン
イヤリング/メッキ(ニッケルフリー)
備考:
※手づくり品のため、掲載写真とは多少異なる場合があります。
※経年変化で糸色が自然退色する場合があります
※3セット限定です。
■クリックポスト発送(常温)
3セットまで同一の送料でお届けします。
※システム上、1点ごとに送料が加算されます。ご注文後、送料を変更して決済いたします。
■お届けまでの時間目安
ご入金確認後10営業日で発送予定。
■熨斗
対応不可