■浮き玉をインテリアに
ニシンの減少やプラスチック製の浮き玉の開発に伴い、ほとんどが閉鎖してしまった浮き玉製造所。しかし、全国で唯一、今もなお浮き玉を作り続けている工房があります。それがガラス製浮き玉が誕生した所でもある、浅原硝子製造所です。
その技術はインテリア小物として姿を変えながらも、私たちの暮らしに残されています。縄で結われたガラスの球体は、そこにあるだけで爽やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。
浮き玉が炎を包み、わずかに入り込む風によってチラチラと揺らめく表情を見せてくれる、浮き球キャンドル。実はこの商品、今や小樽で毎年恒例のイベントである「小樽雪あかりの路」用に考案されたもの。オリジナルは大きな6号サイズだったものを、宰一郎さんがインテリア用に改良しました。
■商品紹介
浮き玉キャンドル。左が5号、右が4号(別ページで紹介しています)サイズです。
■作り手 浅原硝子製造所(小樽市)
水産試験場から届いた「ガラスで浮きを作ってもらえませんか」との依頼。そのひと言に一念発起したのが、昭和30年に創業し、生活雑器やランプ、薬瓶などを製造していた浅原硝子製造所初代の浅原久吉さんです。
久吉さんが浮き玉を考案したのは明治43年。それは瞬く間に全国へと広がり、北洋漁業やニシン漁と共に発展してきましたが、昭和30年代からニシンが減少するにつれて、その需要も減少。加えて昭和50年頃にはプラスチック製の浮きの登場によってますます需要がなくなり、全国の製造所はその姿を消してしまいました。
ほとんどが閉鎖してしまった浮き玉製造所。全国で唯一、今もなお浮き玉を作り続けているのが、浅原硝子製造所です。小樽の天神町に工房を構え、初代久吉さんから、寅雄さん、陽治さんを経て、現在では浅原宰一郎さんが4代目として窯の前に立っています。
曽祖父から受け継がれ、北海道の漁業の歴史と共に100年続いていたこの技術は、インテリア小物として姿を変えながらも、私たちの暮らしに残されていくでしょう。
■商品詳細
商品サイズ: 直径15cm
素材:ガラス
備考:手づくり品のため、掲載写真とは多少異なる場合があります。
■宅急便60サイズ発送(常温)
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■熨斗
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