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箸置き

商品コード : ss-01158
製造元 : 一般社団法人TESHI-COLOR、流氷硝子館
価格 : 650円(税込)
742
ポイント : 3
数量
 

発送方法、同一商品同梱可能数はページ下部記載の通りです。送料詳細はご利用ガイドを参照ください。

夏季休業前最終受付 2024年8月9日(金)
夏季休業 2024年8月10日(土)〜8月15日(木)
2024年8月16日(金)より通常営業となります。
休業中のお問い合わせにつきましては、8月16日(金)以降に回答いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。


■まちの未来を温かく照らすユノハナガラス


弟子屈町の新たな特産品として注目を集めている、ユノハナガラス。川湯温泉で採れる「湯の花」を着色剤とし、リサイクルガラス「エコピリカ」を使って作られたガラスです。

「元々、地域にある資源で弟子屈らしいものが作れたら良いねという話があったんです」と話すのは、弟子屈で観光クリエイターとして活動する木名瀬佐奈枝さん。北海道らしいダイナミックな自然が広がる弟子屈町は、屈斜路湖や釧路川でのアクテビティや、硫黄山の麓に広がる川湯の温泉街を楽しもうと多くの旅行者が訪れます。



その一方で、特産品に関してはメロンや蕎麦が有名ではあるものの、時季が限られていたり、町内の飲食店で味わえる機会が多かったりと、旅行者に持ち帰ってもらえることは少ないそう。日常に戻っても弟子屈を思い出して、いつかまた訪れてもらえるような、このまちらしさを表現した特産品を作りたい。木名瀬さんも所属する弟子屈のまちづくり団体「てしかがえこまち推進協議会」では、そんな話が度々出ていました。

実現に向けて動き出したのは2019年。きっかけとなったのは、協議会のメンバーが偶然にも流氷硝子館に立ち寄ったときのこと。ガラスづくりを見学し、鉱物がガラスの発色に役立つことを知ったのです。ちょうどその頃、弟子屈では硫黄山のツアーが企画されていましたが、硫黄も鉱物の一種。ツアーの付加価値を高めつつ、町の土産にもなるような、硫黄を使ったガラス製品を作れないだろうか。相談を受けた流氷硝子館の軍司昌信さんは、すぐに快諾。てしかがえこまち推進協議会と流氷硝子館がタッグを組んだ、ガラスづくりがスタートしました。



とはいえ、硫黄山から産出される硫黄結晶は弟子屈の特定自然観光資源にも指定されている大切な資源で、硫黄山から硫黄を採取することはできません。そこで目を付けたのが、「湯の花」でした。湯の花とは、地中深くで溶け込んでいた温泉の不溶性成分が地上に出たときに、温度の変化や空気との接触により固形化したもの。硫黄山を泉源とする川湯温泉には硫黄の成分が含まれ、それを主成分に湯の花が発生する。湯の花を使えば、そこに含まれる硫黄でガラスを色づけられるのです。

しかし湯の花は自然の産物。採取した湯の花に不純物が多く含まれていたり、きれいに色を出すための適切な条件がわからなかったりと不確定な要素が多く、同じ色のガラスを安定して作ることは至難の業でした。「商品として出す以上は同じものを作り続けなくてはいけないのですが、黄緑、黄色、鼠色と毎回違う色になって。すごい数の試作をしましたね。もうだめかもしれないと思ったこともありました」。


(写真提供/軍司昌信さん)

そんな軍司さんを奮い立たせたのは、木名瀬さんとの信頼関係でした。カヌーの仕事を通して弟子屈の自然に惹かれていった木名瀬さん。生まれ育った網走で幼い頃に見ていた海の風景と繋がるものを感じ、ガラスづくりの道へと進んだ軍司さん。どちらも自分が住むまちへの強い愛着があり、「まちを良くしたい」という強い思いが活動の原動力となっていました。

「生きている地域について考えていることが重なったんです。どうしたらお互いのまちが良い方向に進めるか、腹を割って何度も話し合いました」とは、軍司さんの言葉。会社や自分たちが利益を得るためだけではなく、訪れてくれた人に素敵なまちだと感じてもらうためのものづくりをしよう。話し合いを重ねる中で、作品のイメージや商品としての方向性についての共通認識が明確になっていきました。

目指したのは、川湯の温泉街の雰囲気に合う、赤みがかった琥珀色。訪れたひとに弟子屈や温泉を思い出してもらうのはもちろんのこと、弟子屈の住民や飲食店にも使ってもらえるような、まちに馴染む温かみのあるガラス。数々の試作を重ね、約2年もの月日をかけてユノハナガラスが完成しました。



ユノハナガラスの販売にあたっては、木名瀬さんが立ち上げた一般社団法人「TESHI-COLOR」が担うことに。「旅行者の人に手に取ってもらえるように」と持ち帰りやすさを意識し、初めに作ったのはコップやイヤリング、箸置きなどの小さなものでした。皿や一輪挿しなど種類を徐々に増やす中で、弟子屈の飲食店にヒアリングして生まれた商品も。「少し長めのロンググラスがあったらうれしいという話を聞いて、ビアグラスを作りました。実際にお店でも使ってもらっています」と、木名瀬さんは笑顔を見せます。

さらには「お互いのまちへ旅行者を誘導できるように」と、弟子屈と流氷硝子館とで取り扱う商品を変えています。ユノハナガラスに惹かれた人が、もう一方のまちにも行ってみたくなるような仕掛けです。隣り合うまちとして、共に一つのものを作る仲間として、一緒に頑張っていきたい。そんな思いが互いにありました。



木名瀬さんと軍司さんがゴールにしていたのは、ユノハナガラスを完成させることだけではなく、叶えたいのはその先にある、より良いまちや環境の未来。違うまちで違う事業に取り組む2組がこんなにも強い信頼関係を築けたのは、きっとお互いの活動の根底にあるものが重なったから。まちのこと、環境のこと。どちらもすぐに変えていくことは難しいけれど、理念を共有した仲間となら、何かをかたちにできる。ユノハナガラスの実現は、弟子屈に新たな特産品をもたらしただけでなく、まちや事業を越えた強い結びつきを生み出しています。



■商品紹介



 

ころんとした形が可愛らしい箸置き。


湯の花で着色された琥珀色が、食卓に温もりを添えます。

 

■作り手 流氷硝子館(網走市)

(写真提供/軍司昌信さん)
 

軍司昌信さん、千恵子さん。網走出身の軍司さんと稚内出身の千恵子さんは、大学の同級生。軍司さんが流氷硝子館を立ち上げたタイミングで千恵子さんも網走へ。環境に配慮したガラスづくりの傍ら、教育旅行の受け入れなど、伝える活動も積極的に行っています。


 

■商品詳細

 

商品サイズ:直径約4cm
商品素材:ガラス

 

※2024年9月23日までの期間限定販売です。

 

■レターパックライト発送


5点まで同一の送料でお届けします。


 

■お届けまでの時間目安


ご入金確認後5営業日で発送予定。


 

■熨斗


対応不可 

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