■ポットの中に広がるハーブの花畑。

（文・猿渡亜美／スロウ76号掲載）

石田佳奈子さんは、12年にわたってフランスでハーブの栽培を学び、2018年に旭川市にUターン。バイオダイナミック農法というフランス由来の有機農法で40種類以上のハーブを育てています。「旭川は意外とハーブが育てやすい。日照時間も長く、南仏の気候に似ているんです」と石田さんは言います。



Lienfarmの定番商品はハーブのブレンドティー。10種類ほどのハーブをブレンドし、「おやすみ」、「おなか」、「びはだ」などの商品名でハーブティーとして販売しています。Lienfarmのハーブティーは、ハーブを粉砕していないところがポイント。フランスでは花や葉が丸ごと入っているのは珍しくないのだとか。花を一つずつ摘んだり、茎を一本一本取ったりと手間はかかりますが、そのままブレンドすることでハーブの味も良くなるそうです。

今回紹介するのは、スロウオリジナルのハーブティー。北海道の四季をイメージし、色味や香り、味わいの希望を伝えてブレンドしてもらいました。元気になれる「空と小鳥」と、ゆったりと静かな時間を過ごす「大地と樹」の2種類があります。　



「空と小鳥」にはレモングラスが入っていて、これからの季節にぴったり。爽やかな香りに癒やされることでしょう。一方の「大地と樹」は落ち着きやリラックスを促すハーブが入ったブレンド。ひと口飲むと、お腹の底から全身を支えてくれるような安心感のある味わいです。

完成したハーブティーを飲んでみると、薬草にありがちな独特のクセがほとんどなく、とても飲みやすいことに驚きます。爽やかさと共に力強さもあり、旭川の大地が育んだハーブの力が身体に浸透していくようです。ポットにハーブを入れたままにしておいても、味が濃くなったり、渋くなったりしづらいので、おすすめは朝に淹れたハーブティーを冷蔵庫で冷やして飲むこと。Lienfarmのハーブティーは、冷たくてもおいしくいただけます。

ポットの中に広がる花畑。多様でありながら共存するハーブの香り。Lienfarmのハーブ畑を想像しながら、元気を分けてもらいましょう。

■商品紹介

・「空と小鳥」

活性を促すハーブを中心に。はじけるようなオレンジやピンクの花が、春先の少し重たい身体を目覚めさせてくれます。柑橘系の爽やかさも特徴です。味わいから、澄んだ空に軽やかに歌う小鳥が目に浮かんできます。

・「大地と樹」

静かに眠る大地、じっとエネルギーを蓄える樹木。おおらかで懐深い味わいです。鎮静作用のあるハーブは、ストレスに強い身体づくりにひと役買ってくれます。発汗作用もあり、家にこもりがちな季節にも重宝しそう。
 

■作り手　石田 佳奈子さん（旭川市）

600坪の敷地でハーブを育て、手摘みで収穫。それらを精油や蒸留水、ハーブティーに加工し、販売しています。2022年には有機JASを取得。Lienfarmの商品は名実共にオーガニック100％となりました。
 

■商品詳細

賞味期限：2024年1月

原材料：
・「 空と小鳥」／有機レモングラス（北海道産）、有機白樺、有機ヒース、有機ジャーマンカモミール、有機レッドクローバー、有機レモンバーム、有機カレンデュラ、有機マロウ、有機フェンネル
・「 大地と樹」／有機エゾマツ（北海道産）、有機ホーリーバジル、有機ホーリーバジルラマ、有機マージョラム、有機ホーソン、有機エルダーフラワー、有機カリフォルニアポピー、有機ローマンカモミール、有機ダンディライオン

セット内容（内容量）：「 空と小鳥」（15g）、「 大地と樹」（15g）×各1

■レターパックライト発送（常温）

2セットまで同一の送料でお届けします。

■お届けまでの時間目安

ご入金確認後4営業日で発送予定。

■熨斗