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■木の形や色で遊ぶ、端材の楽しみ方。
(文・片山静香/スロウ73号掲載)
クラフトクラフトは、北広島に拠点を構える、オーダー家具の工房です。取材に訪れた日に作られていたのは、新築住宅に使うための扉や棚、キッチンカウンターなどの建具一式。代表である渡来拓郎さんによると、「家具に限らず木を使ったものならだいたい何でも」作ることができるのだそうです。
2013年に工房を開いてから9年余り。メインの制作物はテーブルや椅子などの家具類ですが、同時に、年に数回のイベントやセレクトショップへの卸売用に、端材を使った小物の開発にも取り組んできました。
家具を作る際には端材がたくさん発生します。しかも「端」と呼ぶにはもったいないほど、質もサイズも十分なものが少なくありません。それらが渡来さんの手によって小さな木工品に生まれ変わり、それでも活かしきれなかった材料は工房の薪ストーブの燃料になる。クラフトクラフトのものづくりからは、好ましい循環が生み出されているように思えます。
■偶然生まれる形にひと匙の個性を加えて。
これまでに、「マッチ箱に収まるサイズのマグネット」、「マスキングテープ用のカッター」、「500円玉がぴったりの小箱」など、小さくて面白く、なおかつ端材ならではのリーズナブルな価格帯の作品をいくつも紹介してくれたクラフトクラフト。新たに販売させてもらうのは、木と試験管を組み合わせたシンプルなフラワーベースです。
↑写真はブラックウォルナット
これは、本誌スロウの実店舗である「SLOWliving」でも人気の一品。一輪挿しを作ろうと思った際に、「ちょうどこのサイズの端材があったから」というのが誕生のきっかけだそう。水を入れたときに中の様子が分かりやすいようにと空けた真ん中の穴は、デザインのアクセンにもなっています。
イベントや実店舗では、端材の在庫状況によってさまざまな樹種が登場しますが、今回は通信販売用に特に人気の2種類をセレクト。家具としても定番の樹種なので、ご家庭のインテリアにも違和感なく馴染んでくれることでしょう。
■作り手 渡来拓郎さん(北広島市)
帯広市出身。家具工房や大学内の木工房での勤務経験を経て、2013年に独立。北広島市内の自然豊かな場所で制作活動に励んでいます。
■商品詳細
商品サイズ:幅約5.5×高さ約12(試験管含む)×厚さ約3.6cm
↑写真はナラ
■送 料
レターパックプラス520円
※手づくり品のため掲載写真とは木目などが異なります。
※3点まで同一の送料でお届けします。
■お届けまでの時間目安
ご入金確認後5営業日以内に発送予定。