北見市の住宅街の一画に建つ、ごく普通の2階建て一軒家。その家の一室でベーグルを作っているのは、倉本ひと恵さんです。倉本さんがベーグルづくりを始めたのは、15年ほど前。元々は家族や友人のために趣味で作っていたベーグルですが、2009年に自宅の玄関先でベーグル店「オホーツクベーグル」をオープン。お客さんへ向けて販売を始めました。
そんな倉本さんを7年ぶりに訪ねた5月下旬。「今からちょうど作るところですよ」との声に誘われて、ベーグルづくりを見せてもらうことに。
作業場は、今も変わらず玄関横にある8畳ほどの小さな部屋。その中を倉本さんはくるくると動き回り、慣れた手つきで作業を進めていきます。生地を捏ね始めると、みるみるうちにベーグルの輪が出来上がっていきました。卵を生地に混ぜ込まない倉本さんのベーグルは、加えた素材の色がそのまま表れやすいのだそう。ビーツは赤色、かぼちゃは黄色、トマトはオレンジ色…。「それがベーグルづくりの面白いところ」。てきぱきと手を動かしつつ、声に楽しさを滲ませて話します。
途中で練りこむトッピングによって巻き方を変えてみたりと、出来上がりの形は同じでも作る過程が種類ごとに異なる倉本さんのベーグルづくり。気温や湿度によっても配合を変えるなど、日々細かい調整を欠かしません。長年失敗と成功を繰り返して辿り着いたその「最終形」とも言える動きは、一切無駄がなく見とれるほどでした。
■誰もが安心して口にできる食べ物を作りたい。
開店当時から続けてきた玄関先での対面販売は3年前に終了し、現在は卸売りをメインに行うオホーツクベーグル。以前のように週に何度もベーグルを作ることが少なくなったという倉本さんですが、時間に余裕が出来た中で新たに考えていることがあるようです。
それは、体に優しいベーグルづくり。子どもからお年寄りまで誰もが安心して口にできるおいしい食べ物を作りたい。「小麦粉は糖質が高いから…」と、全粒粉やライ麦など血糖値の上昇を抑える素材を使ったラインアップを増やしているのだと教えてくれました。
「昔から趣味は多かったのだけど、どれも長続きしてないねって夫に言われるんです」と倉本さん。でもベーグルづくりだけは続いているんですよ、とお茶目な笑顔をのぞかせます。
「スロウな8種セット」は、GI値を抑えたヘルシーな素材で使ったベーグルと、素材由来のやさしい甘みを感じるベーグルのスロウオリジナルセット。毎日の食卓に並べたくなる8種類のベーグルを選びました。
■商品紹介 スロウな8種セット
セット内容:ライ麦ベーグル、黒米ベーグル、大麦ベーグル、全粒粉くるみベーグル、ビーツベーグル、金時豆ベーグル、かぼちゃベーグル、クランベリーくるみベーグル×各1
■作り手 オホーツクベーグル 倉本ひと恵さん(北見市)
料理が大好きで、料理教室を開くほどの腕前の持ち主。「食べ物はなくなってしまうから、飽きることがないんです」。最近ではチョコレートやかりんとうなどベーグル以外の製造も行っているそう。持ち前の研究熱心さを活かして、試行錯誤中です。
■商品詳細
原材料:
・ライ麦ベーグル/小麦粉、ライ麦、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・黒米ベーグル/小麦粉、黒米粉(旭川産)、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・大麦ベーグル/小麦粉、大麦粉(オホーツク産)、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・全粒粉くるみベーグル/小麦粉、全粒粉小麦粉、くるみ、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・ビーツベーグル/小麦粉、ビーツ(オホーツク産)、オリゴ糖、りんご酢、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・金時豆ベーグル/小麦粉、砂糖、金時豆、還元水飴、塩、イースト、乳化剤、VC
・かぼちゃベーグル/小麦粉、パンプキンパウダー、南瓜種、砂糖、塩、イースト、乳化剤、VC
・クランベリーくるみベーグル/小麦粉、砂糖、塩、ドライクランベリー、くるみ、大麦、卵、イースト、乳化剤、VC
賞味期限:製造より冷凍で約1ヵ月
■宅急便60サイズ発送(冷凍)
■お届けまでの時間目安
ご入金確認後12営業日で発送予定
■熨斗
対応不可