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きえ〜る スプレー詰替

商品コード : ss-00865
製造元 : 環境大善
価格 : 1,430円(税込)
669
ポイント : 7
数量
 

発送方法、同一商品同梱可能数はページ下部記載の通りです。送料詳細はご利用ガイドを参照ください。

夏季休業前最終受付 2024年8月9日(金)
夏季休業 2024年8月10日(土)〜8月15日(木)
2024年8月16日(金)より通常営業となります。
休業中のお問い合わせにつきましては、8月16日(金)以降に回答いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。



■牛の尿にはものすごい価値がある

(取材・文/山口翠 スロウ70号掲載)

牛の尿。この3文字にどんなイメージをもつでしょうか。“汚い”“臭い”。少なくとも、良い印象を抱く人はあまりいないはず。一見、“清潔”とは正反対の位置にいるであろう存在。ここに偶然「臭いを消す」という価値を見出し、それをきっかけにビジネスをはじめた企業が北見市にあります。
その企業とは、環境大善株式会社(以下、環境大善)。2006年の創業以来、「きえ〜る」と呼ばれる消臭剤の製造・販売を行っています。

 

■偶然生まれた消臭剤「きえ〜る」


牛の尿を使って消臭剤を作る。ここへ至るまでの長い道のり。はじまりは20年前、環境大善の創業者(現会長)、窪之内覚さんがホームセンターで店長を務めていた頃に遡ります。
「園芸の商品として売ってくれないか」。あるとき、酪農家の従兄弟からこんな相談とともに差し出された、何やら茶色い液体。それは、牛の尿に微生物を加えて処理したもので、畑にまくと作物が良く育つという不思議な液体でした。



受け取った覚さんはあることに気がつきます。「臭くない…」。自身も酪農家の出身だった覚さん。牛の尿から悪臭がすることは身に沁みて感じていたのでしょう。それが全くの無臭になるなんて。「なぜだろう?」。牛の尿の臭いが全くしない。あれほどの臭いが消えるというのなら、もしかすると他の臭いにも効くのかもしれない。排水口、ペットの糞尿、生ゴミやトイレ…。さまざまな臭いのもとにこの液体をかけてみたところ、見事なまでに効果を発揮。

これは面白いと、ビジネスの可能性を発見した覚さんは、園芸用品ではなく、消臭剤として売り出すことに。試作と改善の末に生み出された商品は「きえ〜る」と名付けられました。


写真上/今回お取り扱いする「きえ〜る」シリーズは、全部で6種類(本製品は右端奥)。それぞれ詰め替え用もご用意しています。

 

■「きえ〜る」の消臭の仕組み


そもそも、「きえ〜る」はなぜ臭いを消すことができるのでしょう?それには、牛の尿を微生物で発酵培養し、無害化した液体、「善玉活性水」のもつ機能が関係するようです。


写真上/酪農家から集めた善玉活性水。この時点ではまだ褐色がかった色をしています。いくつかの工程を経て、無色透明にしていくのです。

はじめの頃は明らかになっていなかったものの、継続的な研究によりだんだんとわかってきたのは、この液体が抗菌作用をもつということ。しかも、その力を発揮するのは、腐敗臭やアンモニア臭などの悪臭を発生させる悪い微生物(悪玉菌)に対してのみだというのだから、驚きです。簡単に言えば、善玉活性水をかけると、良い働きをする微生物(善玉菌)が活性化。悪玉菌の働きを抑え、イヤな臭いを出すのを防ぐ、という仕組み。その結果、元々の良い匂いはそのままに。試しに花にかけたところ、なるほど花の香りは消えませんでした。

 

■牛の尿による環境汚染から地球を救う


62歳でホームセンターを退職し、「きえ〜る」を販売する会社を立ち上げた覚さん。その跡を継いだのは、覚さんの息子であり、現社長の誠さん。当初は「全く継ぐ気はなかった」という誠さんが、心変わりしたのは「きえ〜る」の可能性を感じたからだと言います。それには、酪農をめぐる環境問題が関係していました。 


写真上/社長の窪之内誠さん。身につけているのはスタイリッシュなデザインの制服。

20年以上前、北見市近郊では牛の糞尿が土中に染み込み、川の水質汚染や悪臭の原因となっていました。「この問題を我々が『きえ〜る』のような商品を作ることで、解決できるのではないか、そう思いました」。ひょんな思いつきから広がった事業。今後安定して商品を生産する技術を磨けば、北海道だけでなく日本全国、やがては世界の酪農に貢献できるかもしれない。そう考えた誠さんが安定的な生産を行うためにまず着目したのは、循環型のものづくりでした。

その仕組みは以下の通り。まず、牛の尿に環境微生物を加えて発酵培養。出来上がった善玉活性水から消臭液「きえ〜る」と農業・園芸用の液体たい肥「土いきかえる」を作り、販売。酪農家は「土いきかえる」を畑にまいて、土の状態を良くし、そこで育った牧草やデントコーンがエサとして牛に還っていく…。価値のない、むしろ環境汚染の要因とされていた牛の尿。それを環境大善が酪農家から原料として購入し、独自の技術で商品に変え、収益を生む。この循環を確立させることで、環境問題の解決の一助となる持続的なものづくりができるようになったのです。

 

■私たちが地球のためにできること

 
ふと、シンボルマークの上に添えられた「地球の健康を見つめる」という一文に目が留まりました。地球の健康を「良くする」ではなく、「見つめる」。地球の現状を見つめて、自分には何ができるのかを考える。そうやって、各々ができることを持ち寄って、地球の健康のために大きく善いことをしていきたい。そんな思いが込められています。

これは、「企業」という立場からだけではなく、個人にもできること。例えば、「きえ〜る」を手に取ってみる。それも立派な「自分にできること」なのではないでしょうか。そうやって、ひとつずつ積み重ねていけば、地球の健康は必ず良い方向へと進むはず。生活に取り入れることで、地球の課題に取り組むことのできる商品。それが、牛の尿からできた消臭剤「きえ〜る」なのです。

 

■商品紹介


消臭液を吹きかけるスプレータイプの詰め替え用。腐敗臭やアンモニア臭に特に効くと言われています。台所、トイレ、下駄箱、車内など。身の回りのあらゆるところで、使えます。本体はこちら


 


 

■作り手 環境大善株式会社(北見市)


北見市端野町にある企業。「環境に大きく善いことをする」という社名のごとく、地球にやさしいサスティナブルなビジネスを行っています。





 

■商品詳細


内容量:500ml

原材料:善玉活性水(弱アルカリ性・透明)

備考:使用上の注意
※本品は飲み物ではありません。手肌にかかっても問題ありませんが、万一異常を感じたら医師に相談してください。
※本来の用途以外には使用しないでください。
※保存の際は直射日光は避けてください。

 

■宅急便60サイズ発送(常温)


4個まで同一の送料でお届けします。

 

■お届けまでの時間目安


ご入金確認後4営業日で発送予定。
 
 

■熨斗


対応不可