yurisukeの工房は、畑の中の腰折れ屋根の建物です。トントン、トントン…。作り手の竹島俊介さんが金づちで銅を打つ音が響いてきます。竹島さんが手がけるのは、アクセサリーやカトラリー、キッチン用品やインテリアなど、日常的に暮らしの中で活躍してくれる数々の銅製品。小さな双葉が生えていたり、音符がゆらゆらと浮かんでいたり、今にも音楽が聞こえてきそうな楽しげなデザインは、妻であるユリエさんが担当しています。
板状や線状の銅を叩いて鍛えながら立体的に仕上げていく鍛金という手法で作られる作品は、すべてが一点もの。同じデザインの作品であっても、大きさや形が少しずつ異なります。
双葉の豆鈴キーホルダー。鍵やパスケースに付ければバッグの中で迷子になりませんし、リュックやポシェットに付けて歩けば、周囲ヘの注意喚起や人ごみでの防犯対策にもひと役買ってくれることでしょう。
熊除けの鈴にはちょっと小さすぎますが、叩いた銅は強度が非常に高いので、登山やランニングなど、アウトドアシーンにも安心して持ち歩くことができます。