2021 Jan
22

小さな町の小さなマルシェ-1

自然と地域に寄り添う、ひとつの思いに集う人々

何をして、どこで暮らすのか、自分で選ぶことができる時代に生きている。自分で選んだはずなのに、いつも何か足りないような、違っているような気がして、迷ってしまう。そんなとき、島牧村の吉澤俊輔さんと茉耶さんの、暮らしと地域にまっすぐ向き合う姿勢には、いつも心を動かされる。

 

島牧村は、深く静かなブナの森と、青く透明な海の間にある、人口1500人ほどの小さな村だ。俊輔さんと茉耶さんはこの村で、両親と娘のはるちゃんと共に、ユースホステルを営みながら暮らしている。

2人のことをどんな風に紹介するのが一番良いだろう。本当にさまざまなことを自分たちの手でやり遂げてしまう人たちなのだ。俊輔さんは木工作家として活躍しているし、風力発電機を手づくりしたことについては、本誌32号でも紹介したとおりだ。茉耶さんは森のガイドをしたり、講師を呼んでお話し会を企画することもあれば、自家製酵母でおいしいパンも焼いてしまう。

他にも2人で、地域の人たちと一緒に一から無農薬の田んぼを作ったり、村の未来のために活動する団体「しまこまき設計室」を主宰していたり。「小さな町の小さなマルシェ」も、吉澤さん夫妻が中心となって開催しているイベントのひとつだ。

2人を見ていると、豊かな自然と地域の人々に寄り添いながら生きていくことが、人の暮らしの原点なのだと気づかされる。その原点にもう少し触れたくて、6回目の開催を迎えた「小さな町の小さなマルシェ」を訪れることにした。ーつづくー(取材・文/立田栞那 写真・東藤亮佑)

■小さな町の小さなマルシェ-1
小さな町の小さなマルシェ-2
小さな町の小さなマルシェ-3

話の主は…

島牧ユースホステル

島牧村千走21

TEL.0136-74-5264

http://www.shimamaki.com/

*小さな町の小さなマルシェ 2018は、10月13,14日に開催予定。

きょうの話は…

雑誌「northern style SLOW」vol.54 winter 2018より

http://www.n-slow.com/books/books-8619

※「northern style スロウ」は、2004年に創刊した北海道発の季刊誌です。
大自然の恩恵を受けながら、丁寧に心豊かに暮らしている人々を、これまでにたくさん取材してきました。
できるだけ多くの方々に伝えたくて、少しずつですがWeb Magazineで紹介していきたいと思います。
毎週月曜日に1話ずつ。ぜひお楽しみください。
http://www.n-slow.com/concept

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